衆議院の予算委員会で立憲民主党の野田佳彦元総理大臣は「ルパンだって3世までだ」として、岸田内閣の閣僚のうちおよそ半数が「世襲」であると指摘し、批判しました。
立憲・野田元総理大臣 「閣僚のほぼ半分、総理も含めて、適材が世襲ばかりというのは、私、異常な事態ではないかと。例えば、総理は3世ですよね、ジュニアに委ねると4世でしょ、今度。ルパンだって3世までですよ。歌舞伎役者じゃないんだから。」
野田元総理は、2009年にも当時引退を表明した小泉元総理に対し、「ルパンだって3世までだ」と指摘していました。
また、野田氏は自らも政権当時に「適材適所」の言葉を使っていたとして、「言うはやすく行うは難し」と同情を示しつつも「今回はあまりに真逆すぎる」と批判しました。
これに対し、岸田総理は「閣僚は人格識見を持って人選しなければならない」と述べるにとどめました。
そのうえで、世襲の問題については、「国民が幅広く有能なふさわしい人材を選べる制度や仕組みを作っていく努力はたえずこれからも行っていかなければならない」と強調しました。
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