【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は24日、アルゼンチンのミレイ次期大統領と初めてビデオ会談を行った。ミレイ氏は中央銀行の廃止、法定通貨の米ドル化など過激な経済政策を公約に掲げて当選した。IMFが金融支援を続けている立場から「必要な政策」(ゲオルギエワ氏)を巡り協議したという。

アルゼンチン次期大統領にミレイ氏 親中路線と決別へ―経済危機に「荒療治」

 ゲオルギエワ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、ミレイ氏と「アルゼンチン経済の困難や、必要とされるしっかりとした政策対応について話し合った」と説明。「IMFは持続的なインフレ抑制や財政の改善、民間主導の成長に向けた取り組みを支援する」と強調した。