▽ウクライナは和平実現に実質外交、ゼレンスキー氏「米の支援に期待」<ロイター日本語版>2025年3月4日午前 4:55 GMT+9

[3日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ロシアとの戦争の早期終結に向けウクライナは「実質的な」外交を展開する必要があるとの考えを示した。また、和平を確保するために米国の支援に頼れることを望んでいると述べた。
ゼレンスキー氏は「この戦争を可能な限り早期に終わらせるため、外交を実質的なものにすることが極めて重要だ」とXに投稿。「ウクライナは米国や欧州のパートナーと協力している。平和実現に向けた米国の支援に大きく期待している。一刻も早く平和を実現する必要がある」とした。
ゼレンスキー氏はこの日、ウクライナを支持しているものの欧州首脳らが2日にロンドンで開催した会合には出席しなかったバルト三国の首脳らと電話会談を実施。会談の結果を報告するとともに、紛争解決の一環としてウクライナには安全保障の保証が必要だと改めて主張した。会合後、「テレグラム」への投稿で明らかにした。
投稿ではまた、「われわれは協力して、真の安全保障に近づくための行動計画を準備しなければならない。具体的な取り組みの実現に向けて努力を続けていく」とした。
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▽トランプ氏がゼレンスキー氏を再び批判、「もっと感謝すべき」<ロイター日本語版>2025年3月4日午前 5:33 GMT+9

[ワシントン 3日 ロイター] – トランプ米大統領は3日、ウクライナのゼレンスキー大統領について「米国の支援がある限り平和を望んでいない」と自身のソーシャルメディアに投稿した。
ロシアとの紛争終結は「極めて遠い」というゼレンスキー大統領の発言が報じられたことにコメントした。
トランプ大統領は「ゼレンスキー氏が発した最悪の発言」とし、「米国は長くは我慢しない」と表明。その後、記者団に対し、ゼレンスキー氏は米国の支援にもっと感謝の意を示すべきとの考えを改めて示した。
また、ウクライナとの鉱物資源協定について4日夜に説明すると明らかにした。
トランプ氏とゼレンスキー氏は2月28日にホワイトハウスで会談したものの、決裂。ゼレンスキー氏は鉱物資源の権益に関する合意文書に署名せず、トランプ氏の指示でホワイトハウスを後にした。 もっと見る
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