トランプ関税（２４日）

トランプ米大統領は24日、今後数日以内に自動車に対する関税を発表する方針を明らかにするとともに、来週発表予定の「相互関税」について、一部の国に対して適用除外や軽減措置を講じる可能性があることを示唆した。

　　トランプ氏はホワイトハウスで、自動車輸入に対する関税について「ごく近いうちに、数日中に」発表する、と記者団に述べた。

　　また来週４月２日に発表する関税は、国ごとに異なる税率を設ける「相互関税」が中心になると説明。この日の発言では、貿易相手国が関税の適用除外や引き下げの対象となる可能性を２度にわたり示唆しており、さらなる混乱を招いている。

　　「多くの国に猶予措置を与えるかもしれない」とトランプ氏は指摘。「これらの国は米国に非常に高い関税を課してきた。同水準の関税を課すのは恥ずかしいほどだ。それでもかなりの水準になるだろうし、その詳細は４月２日に発表する」と続けた。

　　さらにトランプ大統領は、木材や半導体に対する関税も「いずれ」導入する考えを示したが、詳細には触れなかった。これに先立ち、医薬品に対する関税についても「そう遠くない将来のある時点で」明らかにすると述べている。

［２４日　ロイター］ – トランプ米大統領は２４日、「多くの国」を関税免除の対象とする可能性があるとの考えを示した。米ルイジアナ州での記者会見で明らかにした。

トランプ大統領はまた、自動車への追加関税について「今後数日中」に発表するとしたほか、木材、半導体についても今後発表する予定との見通しを示した。