
[ソウル 10日 ロイター] – 韓国の保守系政党「国民の力」は10日、6月3日投開票の大統領選挙の公認候補を取り下げ、やり直しの指名手続きに入った。
国民の力は3日に公認候補として金文洙・前雇用労働相を選出した。しかし最大野党「共に民主党」候補の李在明前代表が選挙戦で優位に立っており、無所属の韓悳洙・前首相か金氏の候補一本化が必要との意見が強まった。金氏はこの動きに反発し差し止めを求めて提訴したが、裁判所は9日にこれを退けた。
国民の力によると、韓氏を新たに候補として登録、10日午前10時から午後9時(日本時間、同)まで候補再選出の党員投票を実施する。最終結果は11日に発表される見通し。