▽<独自>衆院選大勝で「立法府の総意」加速 皇室典範改正 今国会で目指す与党 中道対応見えず<産経ニュース>2026/3/14 22:19

安定的な皇位継承と皇族数確保の在り方を巡り、衆参両院の正副議長が来週にも初会談する方向で調整に入った。先の衆院選後に衆院正副議長が交代したことを受け、皇室典範改正に向けた「立法府の総意」のまとめ方について話し合うとみられる。自民党と日本維新の会は今国会中の改正に意欲を示している。
高市早苗首相(自民総裁)は衆院選で「国の根幹にかかわる重要政策の大転換」を訴えた。重要政策には皇室典範改正も含まれており、自民と維新は公約に「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」案を第一優先とする方針を明記していた。
自民関係者は「直近の民意に基づき、粛々と結論を出せばいい」と実現へ強い意欲をみせる。
首相の意向は人事にも反映された。養子案を重視する麻生太郎副総裁を引き続き党の責任者に任命し、与野党協議のまとめ役となる衆院議長には麻生氏に近い森英介元法相が就任した。麻生派の鈴木俊一幹事長は10日の記者会見で、皇室典範改正について「いつまでも議論を先延ばしするわけにはいかない」と述べた。
一方、衆院選で躍進した自民や維新、国民民主党などのうち、維新は政府の有識者会議が答申した、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持できる案に慎重な立場を崩していない。だが、養子縁組による旧皇族の男系男子の皇室復帰案に関しては、実現を目指す方向では一致していた。
維新の藤田文武共同代表は11日の記者会見で、「論点はほとんど出尽くした」と早期の意見集約を求めた。また、皇室問題をめぐる与野党の協議に詳しい関係者は「早ければ4月下旬に『立法府の総意』がまとまり、今国会中に成立する可能性がある」と指摘する。
焦点は中道改革連合の動向だ。同党が異論を唱えなければ協議は順調に進む公算が大きい。ただ合流前の立憲民主党は統一見解がなく、公明党の考えは自民と近かった。
衆院選では中道が大敗し、中道合流前の立民で議論を主導してきた野田佳彦前代表らは失脚して影響力を失った。野田氏が率いた立民は与野党協議で、自民などが支持する養子縁組案に後ろ向きな見方も示していた。
中道の小川淳也代表は13日の会見で月内に党内の意見を集約すると表明し、「超党派の議論に積極的に貢献したい」と述べた。同時に「議論の方向性については現状、まだ申し上げられる段階にはない」とも語った。
立民関係者は総意を得るには「静謐な環境」が必要だと強調した。その上で、与党が審議時間を大幅に短縮して令和8年度予算案を衆院通過させたことを踏まえ、「皇室の話も強引に押し込んでくれば、おかしくなってしまうのではないか」と牽制(けんせい)した。(千田恒弥、内藤慎二)
▽高市首相、防衛大学校の卒業式で訓示…「過去の常識にとらわれない柔軟な発想力・対応力を」<読売新聞オンライン>2026/03/14 21:22
高市首相は14日、神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式で訓示し、国家安全保障戦略など安保3文書の年内の改定について「あらゆる選択肢を排除せず検討し、防衛力の抜本的な強化に取り組む」と強調した。
首相は、中国や北朝鮮を念頭に「核・ミサイル能力の強化、急激な軍備増強や威圧による一方的な現状変更の試みが、一層顕著になっている」と指摘。各国の軍隊がドローンや人工知能(AI)の活用を進めていることなどを踏まえ、「過去の常識にとらわれない柔軟な発想力、対応力を併せ持つことを心がけて、自己 研鑽 に励んでほしい」と述べた。
今年度の本科の卒業生は留学生を除き366人(うち女性46人)。このうち自衛官にならない任官拒否者は昨年度より6人少ない34人だった。
▽公明党大会、統一地方選挙での独自候補擁立を確認…竹谷とし子参院議員が代表就任<読売新聞オンライン>2026/03/14 22:24
公明党は14日、東京都内で臨時党大会を開き、来年春の統一地方選で地方議員は中道改革連合に合流せず、独自候補を擁立する方針を確認した。立憲民主党も統一選に独自候補を擁立する方針で、公明と立民は競合しない選挙区で協力する。
大会では、中道改革に加わった前代表の斉藤鉄夫氏(74)の後任として、竹谷とし子参院議員(56)が正式に代表に就任した。
竹谷代表はあいさつで、統一選での合流を見送った理由について「すぐに(選挙の)準備を始める必要がある」と説明した一方、「衆参両院で中道の固まりを大きくしていきたい」とも述べた。西田幹事長は大会後の記者会見で、2028年夏の参院選での合流を視野に、中道改革、立民、公明の3党で協議を進めていることを明らかにした。
大会には、中道改革の小川代表、立民の水岡代表が来賓として出席した。