トランプ米大統領と中国の習近平国家主席による首脳会談の枠組み策定に向け、両国の交渉担当者が15日、パリで協議を行った。米国側はベッセント財務長官とグリア通商代表部(USTR)代表、中国側は何立峰副首相が率いる。
初日の協議は現地時間午後6時ごろに終了。代表団は16日に再び会談する予定となっている。
両国は今回、昨年11月に合意した貿易休戦の現状を点検するほか、イランでの戦争や中国による対米投資などの議題について協議するとみられる。協議の結果は、トランプ氏が3月31日から4月2日に予定する中国訪問に向けた地ならしとなる。米大統領の北京訪問は約10年ぶり。
今回の交渉担当者による対面協議は、トランプ大統領が中国に最大145%の関税を課すと威嚇した際に用いた国際緊急経済権限法(IEEPA)について、米連邦最高裁が無効と判断して以来初めてとなる。
トランプ政権はその後、一律10%の関税を導入したうえで、別の法的権限を使って関税の一部を再構築する方針を示した。USTRは新たな関税措置の発動に向け、不公正貿易慣行を理由に制裁関税を認める通商法301条に基づき、過剰生産能力に焦点を当てる一斉調査に着手した。
ベッセント氏、グリア氏、何氏はこれまで二国間交渉を重ねてきた。3氏は昨年5月にジュネーブで会談し、その後ロンドン、ストックホルム、マドリード、クアラルンプールで協議を続けてきた。
中国側からは、廖岷財政次官と李成鋼商務次官も協議に出席している。
原題:US, China Hold Trade Talks in Paris Ahead of Trump-Xi Summit (1)(抜粋)