- F15E戦闘機の乗組員2人のうち1人救助、1人は捜索中-米当局者
- 米軍のA10攻撃機がペルシャ湾に墜落とニューヨーク・タイムズ報道

Patrick Sykes、Arsalan Shahla、Anthony Capaccio、Courtney Subramanian
イランは米軍の戦闘機を撃墜したほか、一部報道によると、別の米攻撃機が湾岸地域に墜落した。開始から約5週間、世界的なエネルギー危機を引き起こしている戦争がさらに激化した。
イランは2日深夜から3日にかけて、ペルシャ湾岸のアラブ諸国が持つエネルギー施設などへの攻撃を一段と拡大した。今回の撃墜・墜落はこうした中で起きた。
米当局者によれば、米国は撃墜されたF15E戦闘機の乗組員2人のうち1人を救助した。機密情報を理由に匿名で語ったこの当局者によれば、残る1人について捜索・救助活動が進められている。
ホワイトハウスは、トランプ米大統領がこの件について報告を受けたと説明した。
NBCニュースの記者によれば、トランプ氏は今回の件が、現在進めているイランとの協議に影響を与えることはないとの認識を示した。
ニューヨーク・タイムズ紙は、米軍のA10攻撃機が3日にペルシャ湾に墜落したと報じた。米当局者2人を引用しており、唯一の乗組員であるパイロットは無事救助されたとしている。
米国またはイスラエルの戦闘機が戦闘で失われたことは、両国にとって大きな打撃だ。世界的なエネルギー危機を引き起こしている戦争は約5週間に及ぶ。
イランの準国営タスニム通信は3日、イランが「高度な米戦闘機」を撃墜したと報じた。他の同国メディアは撃墜機の残骸とされる写真を公開した。イラン政府はこの件について現時点でコメントしていない。
イランは中東各地への攻撃を続けている。
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでは、迎撃した飛翔体の破片が落下して火災が発生。この対応で、UAE最大の天然ガス処理施設であるハブシャンの施設が操業を一時停止した。死者1人、負傷者4人が出ているという。
クウェートのミナ・アルアフマディ製油所は無人機(ドローン)の攻撃を受け、火災が発生した。同製油所は日量34万6000バレルの処理能力を持つ。
同国当局はまた、3日早朝に発電所と淡水化施設が攻撃を受け、一部の設備が損傷したと明らかにした。サウジアラビアも同日早朝に無人機数機を迎撃した。

トランプ氏は2日、破壊された橋の映像を投稿。イランが戦争終結の合意に応じなければ、こうした破壊が「さらにもっと続く」ことになると主張した。
イランは抗戦の姿勢をなお崩していない。アラグチ外相は、民間施設への攻撃で「イラン人を屈服させることはできない」と述べた。
イランはトランプ氏の要求を受け入れる兆しをほとんど示さず、独自の条件を提示した。だが、その大半は米国とイスラエルにとって受け入れ難い条件だ。
CNNの報道によると、戦争開始以降に米国とイスラエルは1万2000回以上の攻撃をイランに対して実施したが、同国のミサイル発射放置のおよそ半分は依然として損傷を受けておらず、自爆型攻撃ドローンが数千機残っている。CNNは事情に詳しい関係者らの話として、この分析には破壊されてはいないが現在アクセスできない発射装置も含まれている可能性があると報じた。
トランプ氏は今週、ホルムズ海峡の実質封鎖が続いている場合でも、2-3週間で米軍を撤収させる可能性を示唆。ただ、その後の発言は一貫性を欠く。
3日の早い時間帯にはトゥルース・ソーシャルへの投稿で「もう少し時間があればホルムズ海峡を容易に開放し、石油を手に入れて大きな利益を上げることができる」と述べた。
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原題:Downed US Jet, Second Crash Mark New Escalation in Iran War (1)、Abu Dhabi: Habshan Gas Site Fire Pauses Ops; One Person Dead (1)(抜粋)