[サンティアゴ 8日 ロイター] – 日本やカナダを含む11カ国は8日、チリで開いた会合で、環太平洋連携協定(TPP)に修正を加えた「包括的および先進的環太平洋連携協定(CPTPP)」に署名した。

TPPは当初米国を含む12カ国が協議に参加していたが、米国のトランプ大統領は昨年の就任3日目に撤退を表明した。ただ米国抜きでもCPTPPは約5億人の人口を擁する地域をカバー。世界でも有数の規模を持つ貿易協定の1つとなる。
トランプ大統領は鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限措置の発動を表明。チリのムニョス外相は、CPTPPは「保護主義的な圧力に対抗し、一方的な制裁と貿易戦争の脅威がなく、貿易に開放的な世界」に向けた力強いメッセージとなるとの見解を示した。