週明け24日のニューヨーク株式市場は、世界経済減速への懸念から売り注文が続き、ダウ平均株価は先週末に比べ650ドル以上と、大幅に値下がりしました。ダウ平均株価の終値は、去年9月以来1年3か月ぶりの安値の水準まで落ち込みました。
週明けのニューヨーク株式市場は、引き続き世界経済減速への懸念に加え、アメリカの政府機関の一部閉鎖などから、取り引き開始直後から売り注文が広がりました。
クリスマスイブのため、この日の取り引きはふだんより3時間早く終了しましたが、ダウ平均株価は先週末に比べて653ドル17セント安い、2万1792ドル20セントで取り引きを終え、終値として4営業日続けてことしの最安値を更新しました。
これは去年9月以来、1年3か月ぶりの安値水準で、ことし10月につけた最高値に比べると18%あまり下落したことになります。
このほかの主な株価指数も、軒並み20%前後の落ち込みになっています。市場関係者は、「原油価格が下落し長期金利も下がるなど、世界経済の減速は避けられないという悲観的な見方が投資家の間で一気に強まり、『本格的な株価下落局面が続く』という声も出ている。トランプ大統領をはじめホワイトハウスの動きも、市場にはむしろマイナスに働いている」と話しています。