【バンコク時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)が2日にバンコク近郊で行った首脳会議の議長声明が3日、発表された。加盟国の一部と中国が領有権を争う南シナ海問題で、「懸念」の表現が維持された。
声明は、南シナ海で軍事拠点化を進める中国を念頭に「埋め立てや活動に関する幾つかの懸念に留意」という文言を盛り込んだ。ASEANと中国が策定を目指す紛争防止のための「行動規範」については、「早期妥結に向けた実質的な交渉の進展に勇気づけられた」と評価した。
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