[1日 ロイター] – ミャンマーの与党国民民主連盟(NLD)の広報担当者は、アウン・サン・スー・チー国家顧問とNLD幹部が1日未明に拘束されたことを明らかにした。

ミャンマーでは、昨年の選挙を巡り政府と国軍の対立が激化しクーデターの懸念が強まっていた。国軍は選挙で不正があったと主張している。

NLDの広報担当者はロイターの電話取材に、スー・チー国家顧問、ウィン・ミン大統領、その他幹部が「拘束された」と述べた。

「国民には早まった反応は控え、法に則り行動することを求める」と語り、自分自身も拘束される見込みだと続けた。

1日未明時点で首都ネピドーは電話がつながらない状態となっている。

国軍の報道官に電話でコメントを求めたが、回答はない。

あるNLDの議員は匿名を条件に、他に拘束されたのは同党の中央執行委員会メンバー、Han Thar Myint氏だと明らかにした。