• 2回目の弾劾裁判に向けた反論書面提出の期限は2月2日
  • 弁護団に関する最終決定は「近いうちに行われる」-顧問

トランプ前米大統領は2回目の弾劾裁判に向けた反論書面提出期限を数日後に控えるが、弁護団の結成が難航しているようだ。

  下院による弾劾訴追に対する反論書面の提出は2月2日が締め切りだが、ブッチ・バウワー氏ら複数の弁護士がトランプ氏の弁護団から週末に離脱した。トランプ氏の顧問ジェイソン・ミラー氏は1月31日、「多くの作業」が行われたが、前大統領の弁護団に関する最終決定は行われておらず、「近いうちに行われる」と述べた。

  CNNが30日に匿名の情報源を引用して伝えたところによれば、バウワー氏ら複数の弁護士が弁護団から離脱したのは、昨年11月3日の大統領選での大規模な不正によって勝利を奪われたと主張するようトランプ氏が求めたためだという。トランプ氏のこうした主張は既に複数の法廷で退けられており、弁護士らは大統領退任後の弾劾裁判の合憲性を焦点にしたい考えだという。

  上院は2月9日の弾劾裁判の開始で一致しているが、どの程度の時間がかかるのは不明。下院は、トランプ氏支持者による1月6日の連邦議会議事堂襲撃を巡り、同氏が暴動を扇動する罪を犯したとして責任を問う弾劾訴追決議を上院に送付済み。

Protests As Joint Session Of Congress Confirms Presidential Election Result
連邦議会議事堂を襲撃したトランプ氏支持者(1月6日)Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

原題:Trump Facing Impeachment Trial Without Lawyers as Team Quits(抜粋)