[アテネ 21日 ロイター] – ギリシャ政府報道官は21日、欧州連合(EU)加盟国が来年3月までガスの使用量を15%削減するという欧州委員会の提案に反対すると述べた。
欧州委は20日、加盟各国が8月から来年3月までのガスの使用量を、2016年から21年の同時期の平均使用量から15%削減する自主目標を提案した。
ギリシャ政府報道官は「ギリシャ政府は、欧州委の提案に原則同意しない。われわれはガス価格、ガス供給に関する一連の案を提示しており、それを欧州の解決策として支持を求める」と述べた。
ギリシャは、EU内での電力卸売価格の上限設定やガスの共同購入などを提案している。
スペインも、協議なしに欧州委の提案を支持できないとしている。