[モスクワ 1日 ロイター] – ロシア大統領府のペスコフ報道官は1日、欧州に天然ガスを輸送する「ノルドストリーム1」パイプラインの設備修理について、解決に向けロシアができることはほとんどないと述べた。

ロシアは先週、ノルドストリーム1でのガス輸送量を能力の20%程度に削減。メンテナンスのためにカナダに送ったタービンがまだ戻っておらず、それ以外の機器も修理が必要と説明している。

ペスコフ氏は「緊急修理が必要な不具合がある。制裁が原因の人為的な困難もある」とし「この状況を是正する必要があるが、ロシアとしてできることはほとんどない」と述べた。

国営ガス会社ガスプロムは1日、1─7月のガス生産量が前年比12%減の2624億立方メートルで、非CIS諸国向け輸出は同35%減少したと発表した。