[24日 ロイター] – 米ツイッターのパラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)は24日、ツイッターがスパム(迷惑)アカウント対策などを巡り規制当局を欺いていたという内部告発について「根本的かつ技術的に不正確」と言明した。ロイターが全社会議を録音した音声を確認した。

ショーン・エジェット法務顧問も、ツイッターが規制当局や取締役、社員に対し重大な虚偽の説明をしたことはないと強調した。また同顧問によると、この問題が表面化する前に、ツイッターは各国の関係機関に働きかけを行っていた。

ツイッターを巡っては、元セキュリティー責任者で著名ハッカーのピーター・ザトコ氏の内部告発が23日に明らかになった。同氏はツイッターが堅固なセキュリティー対策を行っているという事実とは異なる主張をしていたと訴えた。

会議では、自然減による従業員数の減少率が18.3%に達していることが伝えられた。以前には米実業家イーロン・マスク氏による買収を巡る混乱が離職につながっているとの指摘がなされたこともある。

ツイッター幹部は以前、マスク氏の買収提案前は従業員数の減少率は14─16%だったと述べていた。

アグラワルCEOは、今後は事業をより厳選する必要があるとの認識を示し「一層焦点を絞り、それを従業員数に対応させてくしかない」と述べた。