- 11月1日アルジェで開かれる会議、ムハンマド皇太子は出席取りやめ
- 10月25日にはリヤドで国際投資会議開幕、皇太子は例年出席
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は医師団の助言に従い、11月1日にアルジェリアの首都アルジェで開催されるアラブ首脳会議への出席をとりやめたと、アルジェリアの大統領府が明らかにした。国営アルジェリア通信(APS)がアルジェリア大統領府の声明を基に報じた。テブン大統領とサウジのムハンマド皇太子は22日遅くに電話で話をしたという。
国営サウジ通信(SPA)は両氏による電話会談を確認したが、渡航に関する決定に言及しなかった。
ムハンマド皇太子は7月にバイデン米大統領をサウジに迎えるのに先立ち、6月にエジプトやトルコなど地域諸国を歴訪。新型コロナウイルスの感染拡大以降では珍しい国外訪問となっていた。
サウジの首都リヤドでは25日、国際投資会議「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(FII)」が開幕する。ムハンマド皇太子による経済改革と外貨誘致の取り組みを国内外に誇示する同会議には、例年皇太子自身が出席している。
原題:Algeria Says Saudi Prince to Skip Arab Summit on Doctors’ Advice(抜粋)