[ソウル 15日 ロイター] – 韓国の尹錫悦大統領は15日、近く行う米国・日本との首脳会談について、3カ国の協力関係における新たなマイルストーン(節目)になるとの認識を示した。
尹氏は日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説し、北朝鮮の核兵器・ミサイルの脅威を回避するため、米・日との安全保障協力を強化する必要があると強調。北朝鮮の核兵器・ミサイルに関するデータのリアルタイムでの共有や偵察用資産で協力を強化すべきだと述べた。
3カ国の協力は朝鮮半島とインド太平洋地域の平和と繁栄に資すると指摘。「韓国と日本は今や、普遍的な価値を共有し、共通の利益を追求するパートナーだ」と述べ、安全保障と経済問題でのやりとりを強化すると約束した。
演説では、中国やロシアに関する安全保障上の懸念に言及しなかった。