[ヘルシンキ 1日 ロイター] – フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ大統領は1日、フィンランドには「真の核抑止力」が必要との見解を示した。
ストゥブ大統領は2月11日の大統領選の決選投票で勝利。選挙期間中には、フィンランドのNATO参加に限界はないとし、核兵器の輸送を認める用意があるとの見解を示していた。
大統領就任後初の記者会見で、核兵器に関する見解を問われたストゥブ大統領はフィンランド国内での輸送を含め核兵器を禁止している現行法を変更するかどうかは政府と議会が決めることだと指摘。「真の核抑止力を持たなければならないという前提から始める」とし、NATO加盟によって、兵士などの軍事力、ミサイルおよび弾薬、米国からもたらされる核抑止力の3つが得られるとした。