
[ワシントン 29日 ロイター] – 米国防総省高官は29日、これまでの米国の対イラン戦費は250億ドルに上ると明らかにした。中東紛争の軍事費に関する初の公式な推計となる。
同省の会計監査官代行を務めるジュールズ・ハースト氏は、下院軍事委員会で議員に対し、費用の大半は軍需品に充てられたとしつつ、今回の推計費用に何が含まれるか、また紛争で被害を受けた中東の基地インフラの再建・修復にかかる費用が考慮されているかどうかについては詳細を明らかにしなかった。
下院軍事委員会の民主党トップであるアダム・スミス議員は、今回の推計について「われわれは長い間質問してきたが、誰も数字を示してくれなかった」と述べた。
2月末に始まったイラン戦争により、石油と天然ガスの輸送が混乱したことで米国のガソリン価格は急騰。物価高を巡る不満を背景に、トランプ大統領の支持率は戦争勃発以降、大きく低下している。