▽NY市場サマリー(18日)ドル対円で上昇、株まちまち 利回り上昇<ロイター日本語版>2026年9月19日午前 6:14 GMT+9
<為替> ドルが対円で上昇した。広く予想されていた日銀の利上げ決定について、2人の政策委員が反対票を投じたことを受け、追加利上げの見通しに対する市場の疑念が強まった。
日銀は18日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標を1.0%程度から1.25%程度に引き上げることを7対2の賛成多数で決定。浅田統一郎委員と佐藤綾野委員が利上げに反対した。
日本経済新聞電子版がこの日、日銀が市場参加者に為替相場の水準を照会する「レートチェック」を実施したと報じたことを受け、ドルは上げ幅を縮小する場面もあった。
ドルは対円で0.5%高の156.725円。一時、1.3%上昇し、2週間ぶり高値の158.05円を付けた。週間ベースでは2025年10月以来最大の上昇となる見通し。
主要通貨に対するドル指数は週間で1.2%上昇し、7週間ぶり高値付近を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が16日に利上げを発表し、追加利上げの可能性を示唆したことが背景にある。
CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む来月の連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイント(bp)の利上げ確率は約55%と、1週間前の27%から上昇した。 ユーロは0.5%高の1.1481ドル。週間では1%安となる見通し。 英ポンドは0.3%高の1.3391ドル。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは5.9%高の8万1000ドルと、3日続伸となった。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが上昇した。2年債利回りは一時、2024年7月以来の高水準を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が今週、3年ぶりとなる利上げを実施したことを受け、投資家が今後の金利見通しを見極めている。
インフレへの懸念が高まる中、投資家は世界的な新たな金融引き締めサイクルの到来を注視している。
CMEのフェドウオッチによると、トレーダーは10月の次回米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが実施される確率を55%超と見込んでいる。この見通しは17日終盤時点では53%だった。
2年債と10年債の利回り格差は25.5bp。この日の取引で一時23.8bpまで縮小し、6月25日以来の水準にフラット化した。 2年債利回りの上昇ペースが10年債を上回っているのは、追加利上げ観測が一因。
一方、長期債はFRBがインフレ抑制に積極的な姿勢を示していることで、比較的抑制されている。ブルックス氏は「FOMCは長期債に関しては、市場の懸念をいくらか和らげることができた」と述べた。 指標となる米10年債利回りは終盤で5.3bp上昇の5.000%。15日には2007年以来の高水準となる5.041%を付けた。
2年債利回りは5.3bp上昇の4.743%。この日一時、2024年7月以来の高水準となる4.7475%を付けた。 30年債利回りは3.6bp上昇の5.332%。
米金融・債券市場:
<株式> まちまち。半導体関連株の上昇を受け、ナスダック総合(.IXIC)、新しいタブで開きますとS&P総合500種(.SPX)、新しいタブで開きますが押し上げられた一方、幅広い銘柄が軟調となる中、ダウ工業株30種(.DJI)、新しいタブで開きますは反落して取引を終えた。
今週は、米連邦準備理事会(FRB)が3年2カ月ぶりの利上げを決定するなど、波乱に満ちた1週間となった。インフレ懸念が依然として大きい中、原油先物は1バレル=100ドル超で取引を終えた。ただ、サウジアラビアの働きかけを受け、中国がイランに対し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の抑制に協力するよう非公式に要請したと報じられたことを受け、日中高値からは押し戻された。
S&P500の主要11業種のうち、情報技術(.SPLRCT)、新しいタブで開きますが最も上昇した一方、公益事業(.SPLRCU)、新しいタブで開きますの下げが最もきつかった。 投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRKa.N)、新しいタブで開きますは小幅安。同社の前CEO(最高経営責任者)で、世界で最も有名な投資家でもあるウォーレン・バフェット氏(96)が会長を退任し、直ちに名誉会長に就任すると発表した。
キセノン・ファーマスーティカルス(XENE.O)、新しいタブで開きますは30.7%急落。同社は、大うつ病および双極性障害(そううつ病)を対象とした治験薬の臨床試験について、副作用の報告を受けて新規患者の組み入れを一時的に停止した。
暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、ビットコインの急騰を受け、コインベース(COIN.O)、新しいタブで開きます、ストラテジー(MSTR.O)、新しいタブで開きます、ロビンフッド(HOOD.O)、新しいタブで開きますが9.1─16.4%上昇した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では 値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.78対1の比率で上回った。 ナスダックでは値下がり銘柄が値上がり銘柄を1.42対1の比率で上回った。 米取引所の合算出来高は252億9000万株。直近20営業日の平均は161億9000万株。
米国株式市場:
<金先物> 原油安によるインフレ懸念の後退を受けて上昇し、約1週間ぶりの高値を付けた。金現物は米東部時間午後2時14分(日本時間19日午前3時14分)時点で1オンス=4390.11ドルと1.2%高となり、9月11日以来の高値を記録した。今週は1%上昇しており、4週間ぶりに週間ベースでの上昇となる見通し。
米金先物の清算値は0.6%高の4424.90ドル。米連邦準備理事会(FRB)が今週、政策金利を引き上げ、数カ月での追加利上げの可能性を示唆したことでドル高が進み、他通貨建ての金の割高感が強まった。
NY貴金属:
<米原油先物> サウジアラビアの働きかけを受け、中国がイランに対し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の抑制に協力するよう非公式に要請したことを背景に下落した。
清算値は、北海ブレント先物が0.95ドル(0.93%)安の1バレル=104.87ドル。米WTI先物は1.61ドル(1.58%)安の100.30ドルとなった。
原油価格はここ数週間、米国とイランが攻撃を再開したほか、フーシ派も軍事活動を強化したことで着実に上昇している。こうした動きに加え、世界的な精製能力の問題も相まって、主要市場ではディーゼルなどの主要燃料の価格が高騰している。
NYMEXエネルギー: