▽米国株式市場=下落、利回り上昇が重し アルファベット・アマゾンが安い<ロイター日本語版>2026年9月24日午前 5:19 GMT+9

[ニューヨーク 23日 ロイター] – 米国株式市場は下落。大型ハイテク株のアルファベットとアマゾン・ドット・コムが下げを主導した。米債利回りの上昇が重しとなったほか、イランのペゼシュキアン大統領が国連総会の一般討論演説で、米国との戦争でイランが降伏することはないと表明したことを受け、中東情勢を巡る警戒感が強まった。
ペゼシュキアン氏の演説を受け、原油価格が4%近く上昇し、S&P500のエネルギーセクター(.SPNY)、新しいタブで開きますは上昇した。
この日発表された9月の米総合購買担当者景気指数(PMI)が5年余りぶりの高水準となったことを受け、米国債利回りが上昇。米連邦準備理事会(FRB)が10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに動くとの観測が強まった。
ファウンダーズ100ETFのローレン・キャシディ最高投資責任者(CIO)は「株式市場は(中東)紛争の解決を望んでいる。それが実現しなければ、より長期間にわたり金利が高止まりし、株式市場の重しになり続けるだろう」と述べた。
メタ・プラットフォームズ(META.O)、新しいタブで開きますは1%高となり、今週の上昇率は12%に達した。人工知能(AI)アシスタント「ミューズ」が好感されたためで、アナリストによると、ハイテクインフラ関連株には追い風となる一方、銀行やオンラインショッピングプラットフォーム、その他の消費者向け事業には脅威となる可能性がある。
グーグルの親会社アルファベット(GOOGL.O)、新しいタブで開きますは3.8%下落した。ミューズを自社のショッピングプラットフォームから締め出したアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、新しいタブで開きますは2.2%安となった。
フィラデルフィア半導体株指数(.SOX)、新しいタブで開きますは1.2%下落。半導体大手エヌビディア(NVDA.O)、新しいタブで開きますは1.5%安となった。
エクスペディア(EXPE.O)、新しいタブで開きますとエアビーアンドビー(ABNB.O)、新しいタブで開きますはともに7%超下落した。
ナスダック総合指数は過去2営業日連続で終値の最高値を更新していた。ウォール街ではAI関連企業に対する楽観的な見方が続いていた。S&P500は、8月13日に付けた終値ベースの最高値から2%以内の水準にある。
トランプ米大統領は23日、3日間の日程でワシントンを訪問する中国の習近平国家主席を迎える。会談では、2025年に成立した米中貿易休戦の延長、AI規制、台湾への米国の武器売却などが議題となる。
S&P500の主要11セクターでは公益事業(.SPLRCU)、新しいタブで開きますや通信サービス(.SPLRCL)、新しいタブで開きますの下げが目立った。
米取引所の合算出来高は170億株。直近20営業日の平均は165億株。
S&P500では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.9対1の比率で上回った。(.AD.SPX)
▽NY外為市場=ドル一時約2カ月ぶり高値、原油急伸 円は158円台前半に下落<ロイター日本語版>2026年9月24日午前 5:22 GMT+9

[ニューヨーク 23日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが約2カ月ぶりの高値まで上昇した。イラン当局者の発言を受けて和平交渉の進展に対する懸念が広がり、原油価格が急伸する中、米連邦準備理事会(FRB)による短期的な利上げ観測が強まった。
FRBは先週、約3年ぶりの利上げに踏み切ったが、FRB当局者からはその後も、インフレが鈍化しなければ追加利上げの可能性があるとの発言が相次いでいる。バーFRB理事は23日、FRBが先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決めたことについて、インフレ抑制に向けて金利を「再調整」する重要な一歩を踏み出したと評価。その上で、さらなる利上げが必要になる公算が大きいと述べた。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのグローバル・マーケット・ストラテジー責任者、エリアス・ハダッド氏は「現時点では金利の話が中心だ」と指摘。その上で「ドル高を主導しているのは、先週のタカ派的なFRBの利上げの流れであり、それがドルに新たな勢いを与えている。今週は目立った経済指標や政策関連のデータはなかったが、興味深かったのはFRB高官の発言で、全員が追加利上げが視野に入っているとの姿勢を示している」と述べた。
この日発表の経済指標では、S&Pグローバルの9月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は58.4と、前月の56.0から上昇し、2021年7月以来の高水準となった。これを受け、ドルは上げ幅を拡大した。
LSEGのデータによると、FRBが10月の会合で少なくとも25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを実施するとの確率は約70%と、PMI発表前の約53%から上昇した。
また、この日の原油価格の上昇もドル高に寄与。イラン国家安全保障最高評議会のモフセン・レザイ書記が国営テレビとのインタビューで、周辺国が米国に協力してイラン便の運航を停止させれば、イランはそれらの国の空港が機能しないようにすると述べたことが材料となった。
主要通貨に対するドル指数は0.51%高の101.06。一時、7月29日以来の高値となる101.23を付けた。
ドルは対円では0.52%高の1ドル=158.19円。日銀が先週、政策金利を31年ぶりの高水準に引き上げたものの、市場が追加利上げの可能性があるとの安心感を得るには不十分だったことから円安が進行しており、円買い為替介入の兆候に警戒感が高まっている。
ユーロは0.51%安の1.1389ドルと、3営業日連続の下落となり、1週間で最大の下げとなる見通しとなった。
オフショア取引でドルは対中国人民元で0.17%高の1ドル=6.71元。
| ドル/円 NY終値 | 158.29/158.32 |
| 始値 | 157.82 |
| 高値 | 158.39 |
| 安値 | 157.78 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1380/1.1383 |
| 始値 | 1.1416 |
| 高値 | 1.1419 |
| 安値 | 1.1371 |