Timour Azhari, Marwa Rashad, Olesya Astakhova

[ドバイ 22日 ロイター] – 石油大手サウジアラムコ(2223.SE)、新しいタブで開きますは、湾岸の ダーランにある本社から退避してリモート勤務に切り替えるよう従業員に指示した。関係筋6人が22日、明らかにした。世界最大の原油輸出国サウジと、イランと同盟関係にあるイエメンの武装組織フーシ派との戦闘が激化している。
今回の指示は、フーシ派がアラムコやサウジの空港を標的とする一連の攻撃を行った後に出された。イラン戦争開始以降では初の本社退避となるが、アラムコのコメントは得られていない。退避の理由は不明だ。
アラムコ本社には、世界最大の石油会社であるアラムコが陸上・海上の石油掘削施設や製油所、輸出ターミナル、総延長数千キロのパイプラインを監視するための操業管理センターがある。
サウジアラビア民間航空総局は22日、東部の石油産業拠点ダンマンにあるキング・ファハド国際空港が21日夜に攻撃され、2人が死亡、8人が負傷したと発表した。ダンマンはダーランの北約15キロに位置する。 もっと見る
これとは別にサウジのエネルギー省によると、21日には南東に数百キロ離れたアラムコのシャイバ油田の施設を攻撃しようとしたドローンをサウジの防空部隊が迎撃し、その後2人が死亡した。
サウジはフーシ派の攻撃に対し、ミサイル発射拠点への一連の攻撃で応じている。
フーシ派のサリー軍報道官はテレビ演説で、紅海沿岸都市ヤンブーにあるアラムコの施設と、首都リヤドのサウジ国防省を攻撃したと表明した。サウジ当局は攻撃を確認していない。
一方サウジ主導の連合軍は22日、リヤドとヤンブーに近いイスラム教の聖地メディナの上空でドローンを迎撃したと発表した。
これとは別にサリー氏は22日、海峡近くのズカル島沖で攻撃されたインド人14人を乗せた船の救助を進めていると明らかにした。同島はフーシ派が9月の進攻で制圧した地域の一つ。攻撃をサウジによるものと非難した。
フーシ派は今月、本社ビルを攻撃し、甚大な被害を与えていた。 もっと見る
米当局者が21日にロイターに明らかにしたところによると、米国務省はサウジにある在外公館の一部外交官と家族に退避を命じ、湾岸地域にある他の複数の米在外公館からも家族を退避させる方針だ。