▽米国株式市場=続伸、半導体株が高い FRBは据え置き<ロイター日本語版>2026年10月29日午前 5:26 GMT+9

[ニューヨーク 28日 ロイター] – 米国株式市場は続伸して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)は大方の予想通り政策金利を据え置き、利上げの可能性を巡る焦点は12月の次回金融政策会合に移った。
FRBは声明で、インフレはなお高水準にあると指摘するとともに、景気判断を引き上げ、今後のインフレ動向次第では追加利上げを実施する可能性を示唆した。ウォーシュ議長は記者会見で、FRBは行動する意思と用意があることを明確にしてきたと述べた。nL6N46E17M、新しいタブで開きます
カーソン・グループのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「FRBは予想外の動きを一切見せなかった」とし、「据え置きは広く予想されていたため、大きなサプライズはなかった」と語った。
主要株価3指数は政策決定発表後からウォーシュ氏の記者会見を通じて上下に振れたが、いずれも上昇して取引を終えた。
CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む12月の25ベーシスポイント(bp)利上げ確率は85.0%と、前日の78.3%から上昇した。
利上げ見通しは29日に発表される個人消費支出(PCE)統計や第3・四半期国内総生産(GDP)速報値など経済指標によって変わる可能性がある。
メモリー半導体メーカーのマイクロン・テクノロジー(MU.O)、新しいタブで開きますが5.9%上昇。韓国の競合SKハイニックス(000660.KS)、新しいタブで開きますが28日発表した第3・四半期(7─9月)決算で、営業利益が前年同期の7倍超に増え、過去最高を更新したことが材料視された。SKハイニックスの米上場株も13.3%高で引けた。 もっと見る
フィラデルフィア半導体指数(.SOX)、新しいタブで開きますは1.8%高で4営業日続伸。大規模クラウド事業者による人工知能(AI)への巨額投資に対する懸念を背景とした最近の売りから持ち直した。
引け後に四半期決算を発表したマイクロソフト(MSFT.O)、新しいタブで開きますは時間外取引で4%超上昇。一方、グーグルの親会社アルファベット(GOOGL.O)、新しいタブで開きますは決算発表を受け、時間外取引で7%超下落した。 もっと見る
インターネット証券会社ロビンフッド・マーケッツ(HOOD.O)、新しいタブで開きますは3.3%安。暗号資産(仮想通貨)の軟調が響き、第3・四半期利益が市場予想を下回った。 もっと見る
デジタルインフラ企業のバーティブ(VRT.N)、新しいタブで開きますは16.5%急伸。四半期決算が市場予想を上回り、通期の利益と売上高の見通しを引き上げた。
医療機器のボストン・サイエンティフィック(BSX.N)、新しいタブで開きますは5.8%安。通期利益見通しの引き下げを嫌気した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.05対1の比率で上回った。ナスダックでも1.48対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は約166億7000万株。直近20営業日の平均は171億株。
▽NY外為市場=ドル軟調、FRBが金利据え置き<ロイター日本語版>2026年10月29日午前 5:56 GMT+9
[ニューヨーク 28日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が金利据え置きを決定したことを受け、ドルが円やユーロなどの主要通貨に対して下落した。
FRBはこの日までの2日間の日程で開いた邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.75-4.00%に据え置くと決定。11月3日に中間選挙を控える中、インフレ動向に関する一段のデータを見極める姿勢を示した。
金融市場はFRBの決定発表直後は大きく反応しなかったが、ウォーシュFRB議長の記者会見が始まるとFRBの金利見通しに敏感な2年債利回りが低下。イールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化が進んだ。CMEのフェドウオッチによると、市場では次回12月のFOMCで利上げが決定される確率は約85%と織り込まれている。
バノックバーン・グローバル・フォレックスのマーク・チャンドラー主席市場ストラテジストは「イールドカーブのスティープ化を受け、ドルはFOMC前の水準から軟化した」と指摘。オーシャン・パーク・アセット・マネジメントのジェームズ・セントオービン最高投資責任者(CIO)は「今回の結果はほぼ市場予想通りだった」と指摘。「利上げの可能性はもともと高くなかった」と述べた。
終盤の取引で、ドル/円は0.04%安の157.87円。ユーロ/ドルは0.32%高の1.1160ドル。主要6通貨に対するドル指数は0.2%安の102.15。
ポンド/ドルは0.12%高の1.3323ドル。英国のヒーリー財務相はこの日、バーナム政権で初となる予算案を議会に提示。エネルギー料金への補助や、燃料税の凍結など、数十億ポンド規模の家計支援策を盛り込んだ。財源確保のため、銀行や賭博に対する増税などに踏み切り、財政均衡への配慮も示した。
ニュージーランドドルは対米ドルで一時1.74%安の0.5583米ドル。ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)はこの日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を予想外に2.75%に据え置いた。据え置きは市場の予想外で、多くのエコノミストは利上げを見込んでいた。
カナダドルは対米ドルで0.37%高の1.40カナダドル。カナダ銀行(中央銀行)はこの日、政策金利を0.25%ポイント引き上げ2.5%とした。利上げは2023年7月以来、約3年ぶり。中銀はエネルギー価格の急騰が幅広い物価上昇につながるのを防ぐため追加利上げが必要になる可能性があると示唆した。
今週は欧州中央銀行(ECB)が29日、日銀が30日に金融政策決定を発表。市場では両中銀とも政策金利を据え置くとの見方が大勢になっている。
| ドル/円 NY終値 | 157.82/157.85 |
| 始値 | 157.89 |
| 高値 | 158.34 |
| 安値 | 157.78 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1152/1.1156 |
| 始値 | 1.1123 |
| 高値 | 1.1169 |
| 安値 | 1.1121 |
表はLSEGデータに基づいています ※外為市場