国際通貨基金(IMF)は仮想通貨が違法な目的で使用されることを防ぐ世界的な取り締まりを調整する上で中心的な役割を果たすことができると、ラガルド専務理事が述べた。

同専務理事は13日のブログで、仮想通貨の「ダークサイド」とテロリストへの資金提供やマネーロンダリング(資金洗浄)支援の可能性について警告。脅威に対応するため一段の措置が必要であり、IMFはその役割を果たす意向だと表明した。20カ国・地域(G20)の中央銀行と財務当局のトップは来週、ブエノスアイレスでの会議で仮想通貨の規制について協議する。

ラガルド専務理事は「この難題に1国で立ち向かえる国はない」とし、「進化しつつある仮想資産の世界における答えを見つけるため、IMFは公共の場を担える独自の位置にある」との考えを示した。