[ワシントン 22日 ロイター] – トランプ米大統領は22日、中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)に対し13億ドルの罰金を科し、経営陣の刷新を求める案を明らかにした。

トランプ大統領は中国との通商協議について、ホワイトハウスで記者団に対し、中国政府とZTEを巡る合意はないと述べた。ただ、ZTEは罰金を支払うと同時に経営陣を刷新し、新たな取締役を任命する必要があるとの考えを示した。

関係筋によると、米国は米企業によるZTEへの製品販売を7年間禁止する措置を解除し、見返りに中国は米国産農産品の関税撤廃か輸入拡大で対応する案が米中協議で提案されている。

ZTEに対する措置については、米議会では共和、民主両党が措置を緩和しないよう訴えている。