【シリコンバレー時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは26日、米連邦捜査局(FBI)が、電気自動車(EV)の生産予測で虚偽の説明をしたかどうかをめぐり、米テスラの捜査を本格化させていると報じた。達成不可能なことを知りながら過大な予測を掲げ、投資家を欺いた疑いがあるとみているという。

 テスラは当初、2017年7月に量産を始めたセダン「モデル3」の生産能力について、同年中に週5000台に引き上げると説明。実際は週793台にとどまり、週5000台に到達したのは18年6月末だった。

テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は、ツイッターで株式の非上場化を表明し、後に撤回したことに関し、同氏を訴えた米証券取引委員会(SEC)と9月末に和解した。今回の捜査にSECは関与していないという。

テスラは取材に対し、米司法省から任意の書類提出を求められたことは認めたものの、他に要求はないと説明。「当初から(目標達成が)いかに困難か明らかにしていた」とコメントした。