【イスタンブール時事】トルコでサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件で、サウジ検察当局は25日、容疑者が事前に犯行を計画していたと発表した。トルコが提供した情報を基に確認されたという。トルコのエルドアン大統領が「計画的殺人」と断定する一方、サウジ検察はこれまで、カショギ氏は「過失により死亡した」と主張していた。

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 サウジ政府は、サウジ国籍の容疑者18人を拘束し、関与した全員の責任追及を約束している。しかし、サウジの釈明は「説得力に欠ける」と国際的な非難が集中。サウジ側は今回も「意図的な殺害」だったかどうか具体的な言及は避けつつ、批判をかわすため事件の計画性を認めざるを得なくなった形だ。