• ルノーが不審支出を仏検察に通報、米小売売上高が予想外に減少
  • 米債利回り予想下げ相次ぐ、リフト株急落、銀行のプレゼンス低下
カルロス・ゴーン前会長
カルロス・ゴーン前会長 Photographer: Takaaki Iwabu/Bloomberg

昨年の4月1日、米電気自動車大手、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「経営ぱたん(Bankwupt!)」と書かれた紙を持って気絶している自分の写真など、皮肉を込めたジョークをツイッターに連投。明らかにエープリルフールを意識した投稿でしたが、株価は急落しました。今年は3日後に連邦地裁で法廷侮辱罪を巡る審理を控えているからか、今のところマスク氏はノルウェーの電気自動車普及に関するリポートをリツイートした以外は、おとなしくしているようです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

フランス検察

仏自動車メーカーのルノーはカルロス・ゴーン前会長が同社およびオマーンの販売業者に不適切な資金を支出していたとして、仏検察当局に通報したと、複数の関係者が明らかにした。ルノーは2月にも、ゴーン被告(日本で起訴)がベルサイユ宮殿で開いたパーティーに関連し、不正行為があった疑惑を指摘している。一方、ゴーン被告の家族を代表する報道担当者は、報道された不正の事実は一切ないと否定した。

向かい風予報

2月の米小売売上高は予想外に減少。悪天候が影響したとも考えられるが、1-3月(第1四半期)に経済への向かい風が強まる可能性を示唆している。ウェルズ・ファーゴのエコノミストは、これが一時的な軟化局面なのか、それとももっと深刻な消費不調の始まりなのか、考えさせられると述べた。一方で、米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業総合景況指数は上昇し、市場予想も上回った。

先制的に動く意欲

ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレーは、米国債利回り予想を引き下げた。両社とも、今年の利上げはないと予測。「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が見通しの下振れリスクに対して先制的に行動する意欲を、われわれは過小評価していた」とモルガン・スタンレー。ゴールドマンは全ての年限で利回り予想を引き下げたが、悲観論は行き過ぎており今年後半には成長が上向くと考えている。

ユニコーンつまづく

米配車サービス2位のリフトは、上場2日目にして早くも公開価格を割り込んだ。同社の新規株式公開(IPO)は競合のウーバー・テクノロジーズだけでなく、ピンタレストやポストメイツ、スラック・テクノロジーズといった年内の上場をもくろむスタートアップ企業にとって試金石となっている。ペンシルベニア大学ウォートン校のデービッド・エリクソン教授は、上場後の期待値を管理する心理戦で戦略が裏目に出たと指摘した。

主役交代

9兆2000億ドル(約1024兆円)規模の米社債市場で、銀行のプレゼンスが低下している。マーケットアクセス・ホールディングスやトレードウェブ・マーケッツのような電子取引プラットフォームが台頭し、過去数十年にわたって市場の中心にいた銀行は、今では脇に押しやられている。こうした変化が銀行の収入に影響する可能性が懸念されている。

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