1日、南米ベネズエラの首都カラカスで演説するグアイド国会議長(AFP時事)

 【サンパウロ時事】ベネズエラ最高裁は1日、国権最高機関の制憲議会に対し、反体制派の「暫定大統領」グアイド国会議長の議員特権を剥奪するよう求めた。最高裁の出国禁止令を無視したことが理由。特権には不逮捕権などが含まれており、拘束や訴追につながる可能性がある。

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 最高裁や制憲議会は、独裁的な反米左派マドゥロ大統領が掌握。憲法上、議員特権剥奪は国会に求めなければならないが、国会は制憲議会によって諸権限を停止されている。