【ワシントン時事】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は17、18両日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。景気の下振れリスクが強まっており、追加利下げを決定することが確実視されている。利下げ路線を継続する方向性を示すかが焦点だ。

 FRBは7月末、米中貿易摩擦や世界経済の減速を警戒し、約10年半ぶりに利下げを決めた。景気悪化を回避する「予防」と位置付け、0.25%の小幅な引き下げにとどめた。

 その後、貿易摩擦の激化により先行きの不確実性が一段と高まったことで、米製造業景況感は3年ぶりに「不況」となった。金融市場では、景気後退の前兆とされる長短金利の逆転現象も起きた。

 パウエル議長は6日、スイスでの会合で「景気拡大の持続へ適切に行動し続ける」と語り、市場の利下げ観測を追認した。下げ幅は0.25%との予想が大勢を占める。

 欧州中央銀行(ECB)は12日、マイナス0.5%への利下げなどを決めた。ドル高・ユーロ安に不満を強めるトランプ大統領が、FRBに「金利をゼロかそれ以下」にするよう迫る中、市場関係者はFOMC参加者の金利・経済見通しで10月以降も追加緩和の必要性が示されるのか注視している。