• 2月のIHSマークイット総合PMIは3.7ポイント低下し49.6
  • PMI悪化はサービス業で顕著-旅行・観光需要の鈍化響く

米国の企業活動は2月、2013年以降で初めて縮小した。新型コロナウイルスの流行でサプライチェーンが打撃を受け、企業が発注を控えたことが影響した。新型ウイルス流行が米経済に悪影響をもたらし始めたことを示唆する警戒シグナルだ。

  IHSマークイットが21日発表した2月の米総合購買担当者指数(PMI)速報値は、前月比3.7ポイント低下し49.6。これは米政府機関が一部閉鎖された13年10月以来の低水準。同指数は50を下回ると活動の縮小を示す。

U.S. output contracts in February amid virus uncertainty

  統計発表から間もなく、米30年債利回りは過去最低を付け、米国株は下げを拡大した。2月の総合PMIは、新型ウイルスで米経済が大きな打撃を受けたことを示す初の主要統計となった。

  IHSマークイットのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は指数悪化について、「新型コロナウイルスの流行とも関連があり、それは旅行・観光などさまざまな業種における需要鈍化や輸出減少、サプライチェーンの混乱という形で明白に示されている」と発表文で指摘した。

  今回のPMIは特にサービス業で悪化が目立った。新規受注はデータを取り始めた09年以降で初の縮小圏。製造業PMIも半年ぶり低水準の50.8に下げた。製造業・サービス業ともに、新型ウイルスの世界的流行への懸念から顧客企業が発注に消極的になっているとの指摘がなされた。

原題:U.S. Business Gauge Tumbles to Lowest Since 2013 on Virus (2)(抜粋)