シリア内戦

内戦が続くシリアで、アサド政権と、反政府勢力を支援するトルコとの軍事衝突が激化し人道危機が深まる中、アサド政権の後ろ盾のロシアとトルコの首脳会談が行われ、6日から停戦を実施することで合意しました。

内戦が続くシリアでは、アサド政権の軍が反政府勢力の最後の拠点である北西部イドリブ県への攻勢を強め、先週からは反政府勢力を支援する隣国トルコの駐留部隊とも激しい戦闘を続けています。

こうした中、アサド政権の後ろ盾のロシアのプーチン大統領と、トルコのエルドアン大統領が5日、モスクワで会談し、6日午前0時すぎから停戦を実施することで合意しました。

6時間におよぶ会談のあと両首脳は会見にのぞみ、プーチン大統領は「危機を打開するために、両国が受け入れ可能な解決策を見つけることができた」と成果を強調しました。

また、エルドアン大統領は「目的は人道危機の悪化を防ぐことだ。困っているすべてのシリア人に支援物資を届けるため、協力していく」と述べました。

イドリブ県では、戦闘で家を追われたおよそ100万人が行き場を失い、国連は人道危機が深まっているとして停戦を呼びかけていました。

今回、ようやく停戦の合意に至ったものの、これまで停戦合意がたびたび破られてきたことから、合意が守られ、人道危機のさらなる悪化を防げるかが焦点です。