[北京 17日 ロイター] – 中国商務省は17日、同国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国の半導体輸出規制強化に強く抗議すると表明し、同社の権利と利益を守るため、全ての必要な措置を講じる考えを示した。 

米商務省は15日、すでに禁輸措置対象に指定されているファーウェイへの規制を強化し、同社が米国の技術やソフトを利用した半導体を間接的に取得できないようにする新たなルールを発表した。 

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は同日、中国が対抗措置の一環として米企業を「信頼できない実体リスト」に加える用意があると報道。対抗措置には、アップル(AAPL.O)、シスコシステムズ(CSCO.O)、クアルコム(QCOM.O)などの米企業に対する調査実施や規制導入が含まれるとした。[nL4N2CX398] 

中国商務省は17日の声明で、米国に誤った行動を直ちにやめるよう求めると表明。「米国は国家権力を利用し、国家安全保障を口実に、他国の特定企業への抑圧を続けるため輸出管理を悪用した」と非難した。