[ワシントン 21日 ロイター] – 全米リアルター協会(NAR)が21日に発表した7月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は、年率換算で前月比24.7%増加し586万戸となった。伸びは2カ月連続で過去最高を更新。販売戸数は2006年12月以来、約13年半ぶりの高水準を記録した。新型コロナウイルス禍で在宅勤務が定着する中、大型物件への需要が拡大した。 

ロイターのエコノミスト予想は14.7%増の538万戸だった。前年同月比では8.7%増加。前月分は当初の472万戸から470万戸に小幅下方修正された。 

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅市場は新型コロナウイルス禍からの回復を果たし、今やコロナ前を上回る活況を呈している」と指摘。「コロナ禍に伴い、在宅勤務への大幅なシフトが進んでおり、現在の住宅保有者は大きめの住宅を探し求めている」とした上で、住宅需要は来年にかけて継続する見込みとした。 

連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年固定住宅ローン金利は平均2.99%と、1970年代初頭以来の水準近辺で推移している。7月の住宅着工件数は年率換算で前月比22.6%増の149万6000戸と、約4年ぶりの大幅な伸びとなった。 

販売価格は中央値で前年比8.5%上昇し、30万4100ドルと最高値を更新した。 

7月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.1カ月と、前年の4.2カ月から縮小した。06年12月以降で最も速かった。健全な需給バランスを保つには6─7カ月が適切とされている。 

販売までにかかった日数は22日。前月の24日から短縮し、過去最短となった。1カ月以内に販売された住宅の割合は約70%だった。 

中古住宅販売戸数は6月は20.2%増加。7月分と合わせ2カ月間で約50%増加し、新型ウイルス感染拡大を受けた春季の減少分が完全に相殺された。