[東京 17日 ロイター] – 複数の国内メディアによると、自民党の世耕弘成参院幹事長は17日、景気の下支えには大規模な財政支出が必要だとして、30兆円から40兆円の規模を確保すべきだとの認識を示した。

共同通信によると、世耕幹事長は需給ギャップ(GDPギャップ)が30兆円台半ばに達していると指摘した上で、追加経済対策を柱とする2020年度第3次補正予算案について、「30兆円がボトムラインで、30兆円から40兆円ぐらいは必要だ」と述べた。

世耕幹事長は6日、3次補正について、国の直接の財政支出である「真水」で30兆円規模とするのが望ましく、財源は「国債の増発しかない」との認識を示していた。