[17日 ロイター] – 米コロラド州を含め30を超える州などが17日、米アルファベット傘下のグーグルを相手取り、反トラスト法(独占禁止法)違反で訴訟を起こした。

グーグルに対する独禁法訴訟は、米司法省のほか、テキサス州主導の10州がすでに提起しており、今回の訴訟で3件目となる。

コロラド州司法当局の声明によると、司法省による訴訟と統合されることを求めているという。

今回の訴訟では、グーグルの検索事業や検索広告に焦点を当てているほか、グーグルが新技術で優位性を確保するために排他的な合意を活用しているとした。

アイオワ州のトム・ミラー司法長官は「グーグルは音声アシスタント市場において、競合他社が近い将来にインターネット接続で重要な手法となるコネクテッドカー(つながる車)を通じて消費者に接することを妨げている」と述べた。

グーグルは現時点でコメント要請に応じていない。同社株価はこの日午後の取引で0.8%安。