【ワシントン共同】日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国が初の首脳会合をオンラインで開催する調整に入ったことが6日、関係国筋への取材で分かった。中国の海洋進出を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進に向けた協力などが議題となるとみられる。バイデン米政権が主導し、対中けん制で結束を図りたい考えだが、各国に温度差もあり、開催がずれ込む可能性も残る。

 同盟・友好国との協調を重視するバイデン政権にとって、4カ国の枠組みは「米国のインド太平洋政策の基盤」(サリバン大統領補佐官)。対中政策で3カ国とやや距離を置くインドの対応次第になっている。