▽サマーズ元財務長官のブルームバーグテレビジョンの「ウォールストリート・ウィーク」で発言。
・米連邦準備制度が緩和的な金融政策へのコミットメントを維持し、財政政策が積極的に緩められているさなかに新型コロナウイルス危機からの回復が需要圧力をかき立てることを踏まえると、「これまでたき付けられていたものが、今や燃え立っている」状態だと述べた。
・同氏は「過去40年間で最も責任感の乏しい財政マクロ経済政策だ。根本的には、民主党左派の強硬姿勢と、共和党全体のかたくなで全く無責任な態度がもたらしている」と指摘した。
・米国が「かなり劇的な財政・金融不調和」に直面していると指摘。向こう数年間でインフレが加速し、米国がスタグフレーションに陥る確率を3割強と予測した。