[ニューヨーク 3日 ロイター] – ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨バスケットに対し下落。失望を誘う米指標や米債利回りの低下がドルを圧迫した。日本や中国、英国が祝日だったことで、薄商いとなった。

米供給管理協会(ISM)が3日発表した4月の製造業景気指数は60.7と、1983年12月以来の高水準だった3月の64.7から鈍化した。

終盤の取引で、ドル指数は0.3%安の90.969。

ドル指数は先週末4月30日の取引で、2月終盤以来の大幅な伸びを記録していたが、スコシアバンクのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は、ドルのより幅広い上昇再開を反映していない可能性があると指摘。「ドル回復を裏付けるには、今週さらに大幅高となる必要がある。しかし、滑り出しは芳しくない」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は3日、米経済が改善しているものの、「まだ窮地を脱したわけではない」という認識を示した。

ユーロは対ドルで上昇。IHSマークイットが発表した4月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が過去最高を記録し、ユーロを支援。欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済が加速すれば、ECBは緊急緩和措置の段階的解除に着手できるとの見方を示したことも追い風となった。

今週は7日に発表される4月の米雇用統計や、オーストラリアや英国、ノルウェー中銀の政策決定会合の行方が注目されている。

暗号資産(仮想通貨)のイーサは3000ドルを上抜け、最高値となる3203.18ドルを付けた。