[サンフランシスコ 7日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は7日、カリフォルニア州パロアルトにある本社をテキサス州オースティンに移す計画を発表した。

オースティンで建設中の自動車・電池工場で開催した年次株主総会で語った。

マスク氏は「テキサス州オースティンへの本社移転を発表できてうれしい」と述べた。ただ「テスラがカリフォルニアから去るということではない」とし、カリフォルニア州とネバダ州の主要工場の生産を50%増加させる計画を明らかにした。

その上で、カリフォルニア州では不動産価格が上昇し、住宅購入が難しくなっていることなどに言及した。

マスク氏自身も、テキサス州の新工場や自らが率いる宇宙企業スペースXに注力するため昨年12月に同州に拠点を移した。

総会ではアクティビスト(物言う株主)や議決権行使助言会社からの批判にもかかわらず、取締役のキンバル・マスク、ジェームズ・マードック両氏が再選されるなど、複数の重要な提案について株主が取締役会のガイダンスに従った。

米国の議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は、非執行取締役の過剰な報酬への懸念を理由に両氏を取締役に再選しないよう助言していた。

また総会では、職場でのハラスメント(嫌がらせ)や差別に関して、裁判ではなく社内で強制的に仲裁する制度の影響について調査を求める株主提案が否決された。