[8日 ロイター] – 米製薬リジェネロン・ファーマシューティカルズは8日、同社が開発した抗体カクテルを1回投与したところ、投与後2─8カ月間に新型コロナウイルス感染リスクが81.6%減少したとの後期臨床試験結果を発表した。

8カ月の試験期間中、抗体カクテル療法を施した群では入院はゼロだったが、プラセボ(偽薬)群では6人が入院したという。

米国立衛生研究所が主催する新型コロナウイルス予防ネットワークの専門家は、同薬は新型コロナに対する長期的な免疫を提供する可能性があり、特に免疫力の低い人や、ワクチンに反応しない人に有効だとの見解を示した。

この発表を受けて、同社の株は一時約1.2%上昇した。