[北京 15日 ロイター] – 中国財政省は15日、2022年に954品目の輸入関税を引き下げると発表した。

医療機器、冬季五輪関連製品、二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる自動車部品などが対象。最恵国税率より低い暫定税率を適用する。

2021年は883品目に暫定税率が適用された。

一部のがん治療薬の輸入関税はゼロに据え置く。スキー用具など北京冬季五輪に関連する製品や冷凍魚の輸入関税も引き下げる。

一方、豚肉、鉛酸蓄電池部品の特恵税率は廃止し、粗銅の輸出関税を引き上げる。

財政省は「今回の変更は、国内産業・供給網の安定・安全を維持し、経済の安定したクロスシクリカルと長期の良好な勢いを支えることが狙いだ」と表明した。

国交がある後発開発途上国からの輸入品について、輸入関税の免除対象を拡大する方針も示した。