[ウィーン 17日 ロイター] – イラン核合意再建に向けた7回目の協議が17日から少なくとも10日間は中断されることが分かった。協議を仲介している欧州連合(EU)のエンリケ・モラ主席調整官はあと数週間で合意に達するとの見方を示した。

7回目の再建協議は2週間以上前に開始されたものの、進展はほとんど見られていない。イラン側が過去6回の協議で具体化した大筋の合意内容の変更を求めているため、交渉は行き詰まっている。

こうした中、モラ主席調整官は7回目の協議が正式に終了した後の記者会見で「数カ月ではなく、むしろ数週間で合意に達する」と指摘。年内の協議再開を望むとした。

一部の関係者は暫定的な協議再開日として12月27日を挙げた。

関係者によると、イラン側が協議中断を要求。一方、西側諸国は21日までの協議継続を予定していたという。

英国、ドイツ、フランスの欧州3カ国(E3)の交渉担当者は声明で、「過去24時間で技術的な進展が見られたが、6月時点の交渉内容に近いところまで戻ったに過ぎない」と指摘。「イランが迅速に協議を再開できる状態となり、協議がより速いペースで進められるよう建設的に関与することを望む」とした。

イランのアリ・バゲリ・カーニ首席交渉官は記者団に対し、「西側諸国がイランの論理的見解を受け入れれば、次の協議が最終ラウンドになる可能性がある」と述べた。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、米国が核合意に復帰する道筋がまだ見えないという点で交渉は「うまくいっていない」と述べた。

米国務省によると、マレー・イラン担当特使は週末に帰国するという