[キーウ(キエフ) 7日 ロイター] – 黒海に面するウクライナ南部ミコライフ州のヴィタリー・キム知事は7日、 ミコライフ港にあるウクライナ最大の農産物ターミナルの倉庫がロシアの砲撃で破壊されたことを明らかにした。

知事は国内テレビに対し「一昨日、ウクライナ最大のターミナルにある倉庫1つが破壊された」と述べた。

知事はターミナル名に言及しなかったが、地元メディアはミコライフの港湾施設「ニカ・テラ」に砲弾が命中し火災が発生したと報じている。ニカ・テラ社はウクライナのコングロマリット、グループDFの傘下にある。同社からのコメントは得られていない。

ロイターはターミナルに保管されていたものが何だったのか確認することはできなかった。地元メディアによると、ロシアの砲撃はヒマワリ油の搾りかすの保管倉庫を直撃したという。

ウクライナ外務省のオレグ・ニコレンコ報道官はソーシャルメディアに投稿し「ロシアはウクライナで2番目に大きな穀物ターミナルを破壊した。世界中の何百万人もの人々がさらなる食糧難に直面することになる」と非難した。