[ニューヨーク 8日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが序盤の下落から一転、上昇した。米国株式市場が下落したことで安全資産の投資妙味が高まった。

対円では一時1ドル=134.47円に上昇。2002年2月27日以来、約20年ぶり高値を更新した。終盤は1.17%高の1ドル=134.17円。

ユーロも対円で2015年1月5日以来の高値を付けた。円は対ユーロでここまで10営業日連続で下落しており、この8カ月で最も長く下落が続いている。終盤のユーロ/円は1.3%上昇の143.780円。

各国の中央銀行が金融引き締めに転じる中、日銀は依然としてハト派的なスタンスを維持していることが円安につながっている。日本の政策担当者は円安を支持する姿勢を崩していない。

ドル指数は0.107%上昇の102.520。

ユーロ/ドルは0.15%上昇の1.0715ドルとなった。

英ポンドは0.37%安の1.2541ドル。6日に行われた英与党保守党の信任投票ではジョンソン首相の続投が決定したものの、不信任票の割合は41%と大きく、政治的リスクと経済減速の懸念がポンドの重しとなっている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.55%下落し3万0216.58ドル。

ドル/円 NY終値 134.24/134.27

始値 134.00

高値 134.47

安値 133.61

ユーロ/ドル NY終値 1.0714/1.0718

始値 1.0719

高値 1.0748

安値 1.0714