[キーウ 29日 ロイター] – インドネシアのジョコ大統領は29日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。ジョコ氏はその後、ロシア・モスクワでプーチン大統領との会談も予定しており、停戦合意を後押ししたい考え。

ジョコ大統領はゼレンスキー大統領との会談後、「達成は非常に難しいが、(紛争の)平和的解決の重要性を明確にした」とし、「ゼレンスキー大統領からプーチン大統領にメッセージを届けることを申し出た」と明らかにした。

ゼレンスキー大統領がジョコ大統領の申し出にどのように応じたかは現時点では明らかになっていない。

ロシアのウクライナ侵攻に端を発する食料やエネルギー価格高騰や不足への対応については、ジョコ大統領は「ウクライナが食料の輸出を再開できるよう、あらゆる努力を行う必要がある」とし、とりわけ海上輸送ルートにおける安全確保を強調した。

さらに、ゼレンスキー大統領を改めて11月にインドネシア・バリ島で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に招待したことも明らかにした。