[イスタンブール 20日 ロイター] – トルコ中央銀行は20日の金融政策委員会で、主要政策金利の1週間物レポレートを1.50%ポイント引き下げ10.5%とした。来月も同様に大幅な利下げを実施し、その後、エルドアン大統領が求める緩和サイクルを停止すると確約した。

中銀は工業生産の成長モメンタムと雇用のポジティブな傾向を支援する金融環境が必要と指摘。「次回会合で同様の措置を実施し、利下げサイクルを終了させることを検討した」という。

中銀の発表後、トルコリラは対ドルで18.6150リラと過去最安値を更新。年初来では29%安となっている。

ロイターが実施したエコノミスト調査では、20人中13人が11%への利下げを想定。6人は12%で据え置き、1人は11.50%への利下げを予想していた。

ゴールドマン・サックスのリサーチ・アナリストはメモの中で、「11月にさらに1.50%ポイント引き下げられ、政策金利が9.00%まで下がったところで引き下げサイクルは終了する見通し」と述べた。

一方JPモルガンはリポートで「トルコのポリシーミックスは依然として持続不可能で、いずれは政策転換か景気後退につながるだろう」と指摘。「当局者が景気後退回避を選択し、(経常)赤字の穴埋めと為替レート安定に向け、金利を急激に引き上げると予想するのは妥当」との見方を示した。