[ワシントン 26日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は26日、中国が台湾を巡る現状を「もはや容認できない」と判断し、武力行使の可能性も含め、台湾への圧力を増大させているという認識を示した。

ブルームバーグ主催のイベントで、台湾との不和には平和的に対応するという米中の数十年にわたる基本的な認識を中国が変えたと指摘。中国政府は「現状はもはや容認できない」と判断し、統一に向けたプロセス加速を望んだほか、台湾への圧力を強め、それが機能しない場合は「武力行使で目的を達成する」可能性を残しているとした。

また、米国は中国と冷戦状態にはないものの、自国の利益を守るために断固として立ち向かうと断言した。

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