[ロンドン 27日 ロイター] – 国連環境計画(UNEP)は27日、気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が11月6日にエジプト・シャルムエルシェイクで開幕するのを前に公表した報告書で、各国政府の温室効果ガス削減目標が達成されても、地球の平均気温は今世紀中に2.8度上昇するとの見込みを示した。

温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」は、産業革命前と比べた平均気温の上昇幅を「2度を下回り、1.5度に抑える努力をする」としている。

UNEPの報告は、昨年スコットランドで開催したCOP26以降に発表された追加の取り組みは、2030年の世界の推定排出量の1%足らずしか削減しないと指摘。現行の取り組みを強化しなければ今世紀末には気温が2.8度上昇し、昨年の推定値より0.1度高くなる可能性が高いとした。

インガー・アンダーセン事務局長は「われわれには段階的に変えていく機会があったが、その局面は終わった。加速する気候災害から救うには経済と社会を根本的に変革するしかない」と述べた。